昔、目の前の物事が見えない子がいました
その子は周りの目線が自分に対して向いているなどわかりませんでした。子は目線に気付かず、普通なら恥ずかしいと思えることも平気でやっていました。なぜなら(その子には自分さえも見えていなかった)のですから。
しかしそのままでいられるわけもなく、親から叱られてしまいます。子は考えました。(他の子の真似をしていればいいんだ)と。
その後、子は親から叱られることはなくなりました。それを子は大変いい方に解釈しました。(父さんも母さんも僕が人の真似をしていれば笑顔でいてくれる)…。時は流れ高校に入ると劇的に環境が変わったようでした。
子も青年となり、今までと同じように誰かを(真似)ながら過ごそうと思い描いていました。
思い描いていたようにはなりませんでした。そう、(真似)れなかったのです。
高校生ともなれば筋力や学力、趣味思考も大分離れてきます。今まで真ん中にいるようにしてきた青年はほとんどのクラスメートの(真似)ができていましたがそれが出来なかったのです。
青年は驚き、慌てます。(このままではまた父さんと母さんを困らせてしまう)
青年はテスト学年1位に勉強方を教わり(真似をし)、クラス1運動が出来るものと同じ部活に入り(真似)、必死に食い下がりました。
やがて青年はテスト学年2位、クラスで1番運動が出来るものと僅差まで来ていました。
先生達は揃って言います。(勉強運動両方出来る〇〇(青年)が次期生徒会長だろう)
青年は困りました。生徒会長には傍で(真似)られる人間がいません。
桜舞うあの日の公園
いつもの時間で君を待つけど

叶わない約束
それすら覚えてなくて

いつか遠くとも
あの日をあの時を
忘れちゃいけない

マボロシのように煌めく
ポラリスは僕等を導いてくれますか?

解のない問でもきっと見つけてみせる

分かち合える喜びを
ノイズばかりの世界でも
目を見開いて 届けてみせる
君に伝えたいコト

離れてたってわかるから この声 この鼓動

流れる星のように 儚くて それでもとても 綺麗だった
道路を走る自動車 人の笑い声 雨の音

いつだって音に邪魔されてきた
きっとあの時もノイズさえなければ、大事なコトバを聞き逃すこともなかったのに…。

春の桜も 夏の蝉の音も 秋の散る葉も 冬の雪でさえ
もう、意味を持たせてくれない。

ツヅク

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